三島の「大岡信ことば館」で谷川晃一さんの「これっていいね雑貨主義展」を見ました。伊豆高原の谷川さんのおうちにおじゃますると、かわいいタイルや木の人形や、織のクッションや、楽しい小物があれこれ目について、いつも和やかで楽しい気持ちになっていました。それらの谷川さんちの雑貨達が今三島の「大岡信ことば館」にひっこしをして、みんなに見てもらうように楽しくきれいに飾られています。「飛ぶ魚」の次の展示は3月7日からの「谷川晃一展」。それとだぶるかたちで「大岡信ことば館」の展覧会は6月1日までやっています。(月曜日休館)
「雑貨主義とは」
”私”である。好き嫌いを判断基準にする。無用か実用化を問わない、直截的である。
主観主義である。遊ぶ心である。ささやかなカーニバル空間である。心地よい暮らしの証明である。 ETS
さすが谷川さん、の理論!私たちなんか「これ、かわいい」で、手に入れて、眺めて、うれしくなっているだけなのに。
この展覧会のきっかけとなったという本『これっていいね雑貨主義』(コロナ・ブックス 平凡社刊)は写真がいっぱいの、見るだけでたのしい一冊です。もちろん谷川さんの雑貨論が全面展開されています。谷川さんによると、この本の話があったころから「雑貨のスピリット」があちこちに跳梁して「大岡信ことば館」の展示になったとか。
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