すさまじい土砂災害で、苦しまれている方がたくさんいらっしゃいます。早く普通の生活ができるようになることを心から願っています。
ここ湯河原は今日は晴天に恵まれ、海がきれいな水色に見えていました。
「マプラ刺繍の絵本展」開催3日目先週大人気だった南アフリカのビーズの動物たちが三浦恭子さんから届いて、展示することができました。オープンの一番にはるばる歩いて到着したのは、吉浜小学校の子どもたちと先生がた。展示の絵本『マザネンダバ』を先生に読んでいただいてから来た子どもたち。自分の好きな刺繍絵の前でひとりずつ写真をとってもらって、にこにこでした。そのあとテラスでこの絵本についてのお話をちょっとしたら、うれしそうに聞いてくれました。湯河原町の「たんぽぽ作業所」の児童デイサービスで勤務している丹の顔見知りの子どもたちも何人か来ていました。子どもたちは丹と「飛ぶ魚」で出会うのが不思議な様子で、「たんせんせい、ここにすんでるの?」「ここはたんせんせいむらだね」などと楽しそうにおしゃべりしていました。子どもたちはジュースをいただいてから、また元気に歩いて、学校に帰っていきました。
そしてお昼のあと、すてきなことが! ボランティア活動のうちあわせに沖縄の三線をもってこられたOさんが、古典から今にいたるまでの沖縄の歌を三線にあわせて、つややかな声で歌ってくださり、「飛ぶ魚」には沖縄の南の風が吹きわたりました。ちょうどいらしていた方たちも、聞き入って、いい時に来られてよかった、と言われていました。
600年を歌い継がれた歌もあり、沖縄の人々の血の中にこれらの歌は息づいていて、戦争中も歌があったから、がんばれたんじゃないか、と語られながらの歌声をきいていて胸がいっぱいになりました。恨みも痛みもたくさんあるけれど、それを嘆くより、ほら、太陽が輝いているよ、と太陽を見ながらすすみたい、とも。同じ日本の沖縄、そのすばらしい文化を、尊び、味わうことは、みんなの喜びなんだと、実感しました。だから沖縄を利用し犠牲にする歴史はもうおしまいに!と強く思います。
ちょうどHさんが、少し前に作ったというほかほかの温泉卵の差し入れてくださり、みんなでいただいて、心もおなかもいっぱいになった一日でした。
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