さわやかな秋晴れの土曜日、「飛ぶ魚」にはそれはたくさんの方々がいらしてくださり、テラス席はいっぱいでした。お昼には静岡と東京からはるばるいらしてくださった方たちが到着。ご近所の彫刻の方も見え、そして町田からは米寿を迎えられる国際的なパッケージデザイナーと画家のご夫妻がいらして、それぞれに南アフリカのマプラ刺繍の絵本『マザネンダバ』を楽しまれました。そのあと、ご興味が重なることをそれぞれに話題にして、お話がはずんだようすでした。
また初めて来てくださった方たち、いつもいらしてくださる方たち、お久しぶりにお会いしたお友だち、などたくさんの方たちがテラス席で楽しんでおられて、こちらもなんだか豊かに満たされてゆきました。時代のすすもうとしている危険な方向をくいとめることは、このような時の中に自覚される個々のいとなみなのだ、と思うことができる豊かさでした。
連休でしたので、12月で2歳になる孫が息子夫婦と来ました。函南のオラッチェ牧場にいった孫はうさぎにニンジンをあげたり、そっとなでたりしていました。なんでもが初めての経験と初めての言葉に囲まれて、小さい人たちは、世界を小さいからだいっぱいにとりこんでいっているのですね。今週は25日、26日ともに子どもたちがたくさん「飛ぶ魚」にやってきます。まっすぐに、はじめての物と向き合っている子どもたちの「今」にすこしでも近づいて、いっしょに楽しめるといいなあ、と思います。
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