この前の週末は雨降りでしたが、金曜日は小田原からおいでになった方たちがたくさんで、お帰りになった後また小田原からきてくださった方がいて、小田原デーでした。アートが大好きでお詳しい、真鶴のそれはおいしい干物屋さんも来てくださってお話がはずみました。ご近所の方たちもきてくれて森さんの絵をすごいすごいと見ていかれました。
土曜日「飛ぶ魚絵本の会」の日も雨降りで、子どもたちが少なかったのですが、なんと今回の展覧会の画家、森洋子さんがきてくださって、展示中の絵本『さがしもの』(福音館書店、「こどものとも」)を朗読してくださいました。子どもも大人もとっぷりと「あっちゃんとくまくん」の世界に引き込まれそこにひたるすばらしいひと時を持つことができました。人気者のひつじさんもはじまりとおしまいに登場。いつもながらの小さな声と愛らしいしぐさで「絵本の時」を支えてくれていました。わらべ歌ふうの絵本『おおさむこさむ』(松谷みよ子・遠藤てるよ 偕成社)寒い時の定番絵本『おおさむこさむ』(こいでやすこ・福音館書店)、昔話『まほうのなべ』(ポール・ガルトン 晴海耕平訳 童話館)なぞなぞの絵本『どんなにきみがすきだか あててごらん』(サム・マクブラットニィ作 アニタ・ジェラーム絵 小川仁央訳 評論社)とけっこう長いお話もあったのに、とてもいい雰囲気。絵本のそれぞれの味わいを楽しみことができてよかったです。
とちゅうで楽しんだ「もちっこやいて」の手遊び歌にちなんで、薪ストーブの上やオーブンで焼いたおもちを、醤油や海苔や黄粉をつけていただいて、「絵本の会」はおわりました。午前中来られなかったいつものTさんのご家族もあとでこられて、ランチタイムのあとも女の子たちがギャラリーで遊んでいました。
そして、とてもうれしいことがありました。「たんぽぽ作業所」の方たちがつくってくださった「あっちゃんとくまくん」のクッキーに感動された森洋子さんが、お茶のカップとソーサーのところでうでをくんでいるあっちゃんとくまくんのいる絵をかきおろしでかいてくださって、見せてくださいました。(写真右下)あっちゃんとくまくんと、それぞれのクッキーたち4人がいっしょに遊んでいて、みんなうれしそう! 「たんぽぽ」さんのどこに飾られるのでしょうか。楽しみです。