この二週間、たくさんの方たちが森洋子展を見に来て下さいました。もう一度見たくて、と足を運んで下さった方、また「これはどうしても見たい」といらしてくださった画家の方たち、ご近所の方たち、ママたちも、そして八月はじめにきた中国からの留学生の人たちも森さんの画集『月の明るい真夜中に』を抱きしめて、帰って行きました。
立体のカラフルなお面や、森さんがつくってくださった魚釣り堀もいつも子どもの目線が真っ先にとらえるたのしいスペースでした。
また「たんぽぽ作業所」のみなさんがつくってくださったオリジナルお面クッキーを喜ばれて、お面たちの中にクッキーの写真をまぎれこませた新作をつくってくださいました。「たんぽぽ作業所」のみなさんにつつしんで贈呈させていただきます。
森さんの絵本の『おまつり』(福音館書店刊)の展示中、ここ湯河原でもやっさ祭り、花火と夏の行事がたくさんありました。うだるように暑い夏の日々が終わり、この二日間はさわやかな秋の風が心地よい日々でした。
「飛ぶ魚」から森さんの絵がいなくなってしまうのはとてもさびしいですが、あの『月の明るい真夜中に』の絵とそえられたぐっとくることばを味わうことができるのはうれしいかぎりです。
次の「飛ぶ魚」の展示は9月7日(金)より「垂石眞子展」です。どうぞお楽しみに!