先週兵庫県の上郡にある秋野亥左牟さんのお家に、原画をお借りしに行ってきました。朝9時過ぎに湯河原を出て、着いたのは夜8時前。遠かった。次女の郡星(ムルカ)が懐中電灯を持って迎えにきてくれた時は嬉しかった。いつもすっと寄り添ってくれる優しいムルカ。うちでは、ゆったりと和子さんが迎えてくれました。仕事から帰ってきた三女の青(アオ)はやはりすらっと健やかで、爽やかな笑顔。和子さんが炊いてくれた栗ご飯の美味しいこと!そこへ長女の香貫花(カヌカ)が帰ってきて、美味しそうにビールを飲む。やっぱりテキパキとした中の心遣いが自然。ここにいるとどうしてこんなにくつろげるんだろう、どうして安らぐんだろう。カヌカが明日のために、炭火をおこし七輪でコーヒーを炒る。いい匂いがして、そのうち同行の丹が炒り始め、これ、好きかも、と言いながら言われるままに何度も炒る。「手を休めないで!」と、カヌカ、アオの姉妹に言われても、まんざらでもなさそう。翌日は「たいようまでのぼったコンドル」の大部の原画を搬入し、シルクスクリーン作品、トートバッグ、などをどっさり積み込み秋野さんのお家とさよならしました。展覧会は11月7日から。素敵な自由人、稀有な旅人だったイサムさんのことを、11月9日(土)2時より、後半生を共にされた和子さんが語ってくださいます。さあ、いまは展示の準備。もうだいぶすすみました。