満たされた時間、絵本スライドと、木管の演奏♪

昨日20日土曜日、心配していた雨にも降られず、暖かな薄曇りの日、いまきみちさんの絵本スライドと、ガイネさんのネイティブアメリカンフルートの演奏会でした。いまきさんの絵本「ヒコリはたけにいく」(福音館書店)のスライド、自分の畑でマリーゴールドを育てるヒコリ。だんだんと大きく育ち、オレンジ色の花を咲かせた頃、インドから大好きなおじさんが帰国して、一緒に畑で遊び、花が枯れる前には摘み取り、煮出して、Ｔシャツや布を染める。実際「飛ぶ魚」に展示中のいまきみちさんの刺繍作品はみなマリーゴールドの花で染めたもの。みちさんは体調を崩され来廊できなかったのですが、来られたみなさんに一袋ずつ、マリーゴールドの種を用意しておいてくださいました！
そのあと「コップ」(福音館書店)のスライドも上映しました。朗読は当時7、8歳だったという、ガイネさんの娘さん。音楽はガイネさん。明るい声と、水音の聞こえる美しい音色と、楽しい内容に、終わった時は「なんて可愛い！」の声があちこちから聞こえました。そのあと、たんぽぽ作業所の方たちが展示の絵本「すずめさんおはよう」(福音館書店)にちなんで作られたオリジナルすずめさんクッキーをお配りし、しばしティータイム。
準備も終わりガイネさんのコンサートが始まりました。初めは手作りの様々な楽器の紹介、音色の違いなどを楽しみ、後半は自然の音と共にある楽器たちで奏でるオリジナル曲を演奏してくださいました。ネパールの山を行くヤクの歩みを奏でる曲、ハチドリのクリキンディが小さな嘴に水をためては山火事を消そうとするお話にちなんだ曲、本当に美しい音色で、心に染み入りました。
いまきみちさんもガイネさんも、神奈川の山梨県より、藤野での暮らしの中から、絵を、曲を、生み出しておられます。そのゆったりした命の鼓動が静かに伝わってくる午後でした。今回も入場制限でいらっしゃらなかった方には申し訳なく思います。展示は、毎週金土の11じはんからやっておりますので、どうぞみにいらしてください。なお、ランチも要予約で再開しています。