いまきみちさんの展覧会は3月19日に始まり昨日4月24日に終わりました。今年の3月は、暖かく、桜、桃、菜の花などが満開、鶯も早くから鳴く練習を始め、4月に入ると、とても上手に鳴いていました。花々と、鳥の鳴き声に囲まれた展覧会、まさに「いまきみち展」にピッタリでした。いまきさんの展示の絵本は『すずめさん
おはよう』(福音館書店),女の子とおばあちゃんが散歩の途中で出会う鳥たちがたくさん描かれています。のどかな春の風景が、細かい描写を伴い、大胆な構図を取りながら描かれていて、わあ、可愛い!の声がたくさん聞かれました。
マリーゴールドで染色したTシャツに、可愛い刺繍がされたもの、染色した布にていねいにししゅうされた鳥たち、ていねいな手仕事を楽しまれて届けてくださった、あたたかさが、ギャラリーを包んでいました。
マリーゴールドを育て、自然農で野菜を育て、マリーゴールドの花で染色をし、タネを取り、また、育てる、その自然のサイクルが、作品を生んでいく、そういう作品づくりのあり方も、人の営みの基本を示してくれていて、落ち着いた気持ちにさせてくれました。
こんな展覧会は滅多にないなあ、と思います。さすがのいまきみちさん!との思いを強く抱いた6週間でした。
さて、次の展覧会は5月14日(金)からの金土、動物絵本、一家に一冊はあるという、薮内正幸さんの展覧会です。5月15日(土)は2時より息子さんの竜太さんと、薮内さんの挿絵で刊行されている、あの、ガンバの冒険の「冒険者たち」(岩波書店)の作家、斎藤敦夫さんの対談があります!厳しい人数制限のもとに行いますので、ご希望の方はお早めにこちらからお申し込みください。tobusakana7702@gmail.com