心温まるトーク会でした！

7月11日土曜日は今展示の画家、かなざわめぐみさんのトーク会でした。絵本作家として、2冊の絵本を出版された期待の若手の方で、展覧会もトークも初めて。お話をイメージし、絵を描くのが大好きだったお話から、展示の絵本、「とりよ、とり」と「こめつぶぼうや」ができるまでのことをていねいに話してくださいました。その初々しい語り口と佇まいに、トーク会にいつも来てくださる方たちの暖かな質問や感想が混ざり合い、とても和やかなトーク会になりました。版元の福音館書店から、担当の関根さんも登場、どうしたら5.6歳の子どもたちの心にストンと落ちて行く表現になるか、お二人で話し合ったポイントについても話してくれて充実したトークになりました。かなざわさんも、おわってから、「みなさんが暖かく優しくてほんとうにうれしかった」と言われていました。ここ数回のトーク会では、恒例の作者を囲んでの夕食会は中止して、ごく少人数での簡単な打ち上げにしています。コロナがもう少しどうにかなったら、またオープンな楽しい会をやりたいと思います。

かなざわさんはその日は真鶴のトイブリックスでお泊まりになり、飛び出す絵本や、昔の絵本のコレクションや、レゴの作品などを見せていただき、楽しまれたご様子でした。そのあと我々と、真鶴の森を散歩、そのあとモコモコ雲をかぶった富士山を見ながらクレマチス美術館へ。ビュッフェの作品を見たあと、丸木スマさんの展覧会をゆっくり見ました。スマさんのとらわれない、楽しんで描かれている絵は、かなざわさんの絵とも重なり、いつまでもそのエッセンスを失わないで描き続けてくださると嬉しいなと、思います。かなざわさん、素敵な時間を湯河原、真鶴の方たちとが一緒に過ごしてくださってありがとうございました。