今日は、福知伸夫さんのトークの日。限られた人数の中、福知さんが、ちゃぶ台の前に座って3部に分けてお話をしてくださいました。まず一部は、絵本を描くようになるまでと、一作めの[ひとつひまわり」を版画で表現する難しさを体験されたお話。版画が好きで描いていたが、版画に動きと物語があるので、絵本に向かのではないかと言われ、出版社に持ち込み、認められたというお話。二部は、版画の実践。掘った葉書大の、版木四種を、初めはピンク、次は黄色、次はオレンジ、次は黒と、4回にわたって丁寧に刷って、完成したかわいいアヒルの版画!お話の後、欲しい人に、分けていただきました!幸せな四人の方!
最後は「福知さんちの親子遊び」(福音館書店、現在品切れ)に書かれているさまざまな親子の遊びのうち、一部を紹介してくださいました。ティッシュの箱で作られたパクパクが、口から葡萄を食べる、そして口から葡萄の茎とタネを出す。おにぎりを食べる。それから梅干しの種を出す。という遊び。後やはり福知さんがお子さんから教わったビュンビュンごまも作ってきてくださいました。ちょうどお母さんとお話を聞きに来ていたSくんは、ビュンビュンごまが大好き。みんなにやって見せてくれました!
版画への厳しい姿勢をうちに秘めながら、穏やかであかるい福知さんのお人柄に包まれて、楽しい時間を過ごすことができました。
外は強風が吹き荒れ、換気のため、テラスのガラス戸や、ドアを開けていたので、皆さんには寒い思いを我慢していただきましたが、こんないい時間をご一緒に過ごせて、嬉しく思いました。
いつものように湯河原たんぽぽ作業所の方たちが作ってくださったかわいいブタのクッキーが今日のお土産でした。裾野市からおいでくださった福知伸夫さん、ありがとうございました。