4月4日土曜日は薮内正幸さんの息子さんで山梨県北杜市にある薮内正幸美術館館長の、籔内竜太さんのトーク会でした。小さい頃から動物や鳥の絵を描くのが大好きだった薮内正幸さんが、動物や鳥の絵本のロングセラー作家になるまでのプロセスを、それはそれは楽しく歯切れ良く話してくださいました。動物が本当に好きだった薮内さんの、絵を描くのが好きだった薮内さん、存分に好きなことをやらせてくれた周りの大人たち、それから薮内少年の鳥や動物への数々の疑問に心を尽くして答え続けてくれた大人たち、そして動物の骨格を描き続けるよう促した今泉吉典先生、大人の見守る力が、素晴らしい動物画家を生んだということを、適切なエピソードで語ってくれた、ぐいぐいと引き込まれるお話でした.続いて「ガンバの冒険」など、日本の動物ファンタジーを代表する作家、斎藤惇夫さんもお話ししてくださいました。藪内正幸さんが斎藤さんの物語につけられた絵の素晴らしさ、薮内さんが、宮沢賢治の「セロひきのゴーシュ」などと重なる、ということを語られました。そんなふうに思ったことがなかったのですが、そうかなるほど、と思わせてくれる想いのこもったお話でした。聞きにいらした方の中には涙を浮かべて、ものを描くということの全てが語られた素晴らしいお二人のお話だったと言われた方もいて、皆さん、本当に聞けてよかった、と言って帰られました。
いつも思うのですが、絵本が好きな方、子どもたちと絵本を楽しんでおられる方、もっともっとたくさんの方に楽しんでほしい、と思います.いつも、もっとお母さんたちも聞いたら楽しめたでしょうに、という声も聞こえてきます。